保険審査において、減点理由がわからない事例等を放置することは、自身の診療を否定することにもなりかねません。マスコミの医療機関に対する「不正請求」報道では、医療機関が減点された総額が用いられています。よって、納得できない減点を容認することは「不正」を認めてしまうことにも繋がります。 協会が実施している「審査アンケート」では、再審査請求をしない理由として、「手間がかかる」「やっても無駄」等の回答が寄せられています。しかし、審査支払機関のデータによれば、医療機関からの再審査請求による復点率は5割超です。このことは、医学的に診療の妥当性を主張し、再審査請求の理由を具体的に呈示することで復点することが示されています。 (社保審査対策部) |