【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね~(57)

万葉の歴史に思いを馳せる

道の駅 遣唐使ふるさと館

代表取締役 小杉勇治

 遣唐使ふるさと館は、1999年にオープンし、2006年に長崎県内の離島では初めて、道の駅に認定されました。
 館内は、遣唐使船をイメージしてつくられており、天井を見上げると、実寸大の遣唐使船の船底です。資料館には、遣唐使に関連する資料などをそろえており、自動音声で万葉集に載っている「三井楽」を詠んだ歌を紹介しています。
 また、シアターを併設しており、空海がスクリーンから飛び出してくるなどの仕掛けがある遣唐使に関連する映画を上映しております。
 五島島内では、比較的広い販売スペースを有しており、五島の特産品を多数取り扱いしております。特に、五島うどん、椿油、かんころ餅は五島のお土産として有名ですので、こちらの商品も多数取り扱いしております。
 また、遣唐使ふるさと館に隣接している福江島唯一の酒蔵「五島列島酒造」の焼酎、「五島芋」、「五島麦」も取り扱いしております。
 レストランでは、「郷土料理バイキング(金・土・日・祝日のランチタイムのみ)」が地元のお客様に好評であり、地元の方が、地元に伝わる味付けで、地産地消にこだわった料理を約30品ほど提供しております。
 また、駐車場には、電気自動車専用の充電機を4基備えております。電気自動車をご利用の際はぜひお立ち寄りください。
 遣唐使ふるさと館から、車で約10分ほど走ると「辞本涯」という石碑があります。
 この地から、遣唐使船が中国へ渡っていったことに思いをはせ、中国の方角へ目を向けると、当時、空海が目にした光景を見ることができます。なぜなら、眼前には人工建造物はひとつもありません。その所縁に因んで、作られたのが遣唐使ふるさと館です。ぜひ、ご来館頂き、当時の遣唐使たちが目にした光景や詠んだ歌を見て、当時の思いを想像してみてください。
 詳しくは、道の駅 遣唐使ふるさと館HP(http://www.kentoushi-furusatokan.jp/)をご覧ください。