【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね~(40)

国内初の海外炭専焼火力発電所

 松島火力発電所PR館

電源開発株式会社 松島火力発電所 企画・管理グループ 山脇圭司

 昭和初期、国内炭鉱を有していた西海市の松島。昭和7年の出水により閉山を決め、石炭と捕鯨の島であった松島は斜陽を辿るままであったが、昭和56年に当時国策会社であった電源開発株式会社が出力100万キロワットの海外炭専焼火力発電所を建設、運転を開始しました。
 国内では当時第一号の海外炭専焼火力発電所であり、今年で満35周年の火力発電所です。現在はオーストラリア、インドネシアなどから石炭を輸入しています。140万㎡の敷地に80mの本館、180mの煙突を有し常時400人を超える所員が365日24時間安定した電力を地元の電力会社を通して皆様にお届けしております。
 本年4月からの電気事業法改正に伴い弊社はこれまでの卸売発電事業者から一般電気事業者へと立場は変わりますが、安定した安価で高品質の電力を製造して参ります。
 発電所は平日限りではありますが、見学も受け付けております。PR館での模型シミュレーションの後、実際に発電所を案内させて頂きます。大型の発電機、24時間体制の中央制御室、発電所本館をご案内させて頂きます。天気が良ければ本館屋上からは五島列島が望めます。入場は無料です。ぜひ国内離島で唯一の松島火力発電所で「電力」をご体感下さい。
 長崎市内からはR202号線を大瀬戸町へ、佐世保市からは西海橋経由で大瀬戸町へ、松島市営桟橋より市営船New松島(片道200円)で松島釜浦へ、釜浦からは弊社バスが接続しております。
 詳しくは電源開発株式会社火力発電部 松島火力発電所PR室HP(http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/open_day/matsushima.html)をご覧ください。