【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜(28)

 長崎税関の歴史・税関の使命を紹介          

長崎税関資料展示室

長崎税関総務部 税関広報広聴官  加藤 清

 長崎港は1571年(元亀2年)にポルトガル船が入港して以来、貿易港として栄えてきました。幕末の1858年(安政5年)に安政の通商諸条約が締結され、翌年に米・英・仏・露・蘭との貿易のために長崎、神奈川、箱館(函館)の3港が開港されたことから、1863年(文久3年)長崎港に外国貿易に関する徴税などを行う運上所が設置され、これが税関のはじまりとなりました。
 そして1873年(明治6年)に「長崎運上所」も「長崎税関」と改められ、現在も全国に設置されている9税関のひとつとして長崎県(壱岐、対馬を除く)のみならず九州西岸を管轄しています。
 税関では秩序正しい貿易を守り、社会や経済を乱す不正な輸出入を取り締まる役割を担い、安全・安心な社会の確保(薬物・銃器などの水際阻止)、関税等の適正・公平な課税、貿易の円滑化を3つの使命として業務が行われています。
 資料展示室では、長崎税関の歴史や税関業務が紹介され、あわせてけん銃・麻薬などの密輸の手口、知的財産侵害物品(コピー商品)、ワシントン条約該当物品などが展示されています。
 詳しくは長崎税関のHP(http://www.customs.go.jp/nagasaki/mizugiwa/tenjisitu.html)をご覧ください。