【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜(25)

 平和文化型ミュージアム                         

ナガサキピースミュージアム

NPO法人ナガサキピーススフィア貝の火運動理事長 徳安 恂

  ナガサキピースミュージアムはNPO法人ナガサキピーススフィア貝の火運動事務局が運営しています。この運動は戦後50年の1995年に長崎市出身の歌手さだまさしが「長崎から平和を発信しよう!」と始めました。全国約150名のボランティアと共に募金活動を行い2003年4月19日に5万人の募金でミュージアムを建設しました。
 ナガサキピースミュージアムはコンクリート打ちっ放しの小さな建物です。入口近くには池があり、室内に入るまでアプローチがあります。少し重い扉を開けると天上の高い空間が現れます。室内は平和について考える場として作られ、写真展などの企画展示を行っています。企画展はほぼ4週毎に入れ替えています。壁で仕切られた常設コーナーや図書コーナー、グッズや手作り品販売など狭い空間に沢山のコーナーがあります。
 入口の向かい側は大扉になっており、そこを開けると一気に空間が広がります。広がった先に五線譜のモニュメント「宙(そら)へ」が爆心地に向かって、聳えています。モニュメントの近くではアンネのバラなど4種の平和にちなんだバラを育てています。
 「未来の子どもたちに平和な未来を」をモットーに、企画展示や平和学習を行い、来館された方々へ平和への一歩を提案できるようなミュージアムを目指しています。 
 大型国際船が接岸する長崎港松が枝国際ターミナルのすぐ隣にあり、入場料は無料です。
 詳しくはナガサキピースミュージアムHP(http://www.nagasakips.com/)をご覧ください。