【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜Q
キリシタンの歴史を物語る貴重な史資料の数々
日本二十六聖人記念館
館長 デ・ルカ・レンゾ神父
長崎駅電停から徒歩で約5分ほどの小高い丘の上に西坂公園があります。公園内には日本を代表する彫刻家・舟越保武の手による二十六聖人記念碑があり、その記念碑台座の真裏に記念館入り口があります。 日本におけるガウディ研究の第一人者でもあり、隣接する聖フィリッポ教会の設計者でもある今井兼次氏によりトータルデザインされた記念館の建物は、それ自体が様々なカトリック的世界観を表象したつくりとなっております。 数年前にリニューアルされた館内では、二十六聖人に関する絵画や文献をはじめ、日本におけるキリシタン信仰にまつわる様々な貴重な史資料が展示されています。なかでも、フランシスコ・ザビエルと天正少年使節の使節の一人として名高い中浦ジュリアンの直筆の手紙、いまから四百年前の長崎で日本人により描かれたとされる「雪のサンタマリア」の聖画、やせほそったキリストに見立てて信仰された弥勒菩薩像などは大変貴重なものです。 是非当館へ直接足をお運びいただき、本物の歴史的希少性の高い文物の数々をご堪能ください。長崎が他所と比べることができない傑出した歴史を持つ場所であることを、さらにご理解いただけるかと思います。 事前にご連絡を頂けましたら、スタッフの者が館内を丁寧にご案内いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。 詳しくは日本二十六聖人記念館HP(http://210.136.236.116/MartyrsHP/Japanese.html)をご覧ください。