【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜L

〜COSMOSの神秘に触れ、秋桜とコスモスを堪能〜         

コスモス花宇宙館

コスモス花宇宙館副館長 岡部 一樹

 コスモス花宇宙館は諫早市の北部、多良山系麓、標高350mの丘陵に位置する天体観測室と美術フロアーを備えた公共施設です。ここは、市中心部から車で20分弱という至便の中で、3つの海や雲仙山系から熊本の山々まで、360度見渡せる絶景の地上風景と、九州トップクラスの暗い宙の中でほぼ180度視界の天穹風景を誇ります。
 天体観測室には複数の大型望遠鏡や太陽観測専用望遠鏡を設置。晴天時は昼夜問わずCOSMOS(宇宙)の観望ができ、昼間は太陽の黒点、プロミネンスや、一等星、金星等を、夜は3つの季節の星座から宙に潜んでいる星雲、星団や銀河等を観ることも可能。
 美術フロアーは、有名な荒木幸史画伯の「秋桜画」コレクション展示ギャラリーと、欧米で活躍する作家達も愛するアートスペースがあります。ここでは県内外の作家による展示会を定期開催しています。最近では、小展示室を利用した地元の工芸作家や写真愛好家によるプチ個展も人気。
 その他、子供から一般向けのワークショップや講義、会議等に開放している多目的室や、そこに隣接する絶景の展望デッキ、借景の中、食事やカフェもできるパノラマ穹窿ホールも人気で、星空を舞台背景にしたコンサート、演劇、ダンス公演等も楽しめます。
 入館料、駐車場無料の他、展示や催事等も含めて施設使用料は原則無料ですので、何かを発信をしたい、という方にも最適な施設です。
 なお、隣接する白木峰高原は当館との関連施設で、借景を背景に春は10万本の菜の花、秋は24種色の20万本のコスモスを鑑賞できます。
 詳しくはコスモス花宇宙館HP(http://www.city.isahaya.nagasaki.jp/pe/spacehall.htm)をご覧ください。