【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜E

本物を見て、触れて、感じる場所

山本美術館

代表・館長 山本 一三

 「風薫る橘の朝日と夕陽が映えるあいの丘」をキャッチフレーズに、橘湾沿いの風光明媚な地・愛野展望台の一角に私設の「山本美術館」を開館して早や8年を迎えました。
 美術館では、長崎市在住の版画家・小ア侃先生の山頭火句や原爆句、長崎叙情シリーズの版画並びに彫刻等や、陶芸で全国唯一「元禄の現川焼」を再現している長崎県無形文化財指定の臥牛窯・十三代横石臥牛作品など約150点を常設展示しています。
 また、これまでに蒐集した広重や北斎などの江戸浮世絵版画、大正から昭和初期にかけての新版画(美人画)や、九州並びに地元長崎に因んだ風景版画や長崎古版画等を季節ごとに特別企画展を行っています。
 現在、2013年特別企画展第2弾「広重浮世絵版画展」(〜6月30日まで)を開催中で、来館者からは、「こんな身近な場所で、広重の原画が見られるとは思わなかった。」等の感想をいただき、たいへん嬉しく思っております。
 また、館内の一隅には小ア侃、臥牛窯作品などのショップコーナー、窓越しに橘湾を一望できる喫茶ルームを併設しています。ホームページでは美術に関する事や書籍の紹介、その時々の話題などについてのブログも公開しています。
 「本物を見て、触れて、感じること」は、人としての心の豊かさや感性を育むのに大事なことで、老若男女を問わず、大いに美術館を活用していただければと願っております。
 詳しくは山本美術館HP(http://www.yamamoto-museum.com/index.php)をご覧ください。