【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜A

シーボルトの70年の生涯を紹介                  

シーボルト記念館

館長 織田 毅

 ドイツ人医師・博物学者のフリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796〜1866)は、江戸時代の日本に西洋近代医学や博物学を伝え、科学的な総合調査にもとづき、ヨーロッパに日本を広く紹介しました。
 シーボルト記念館は、日本の近代化に貢献したシーボルトを顕彰するために長崎市が設置したもので、平成元年(1989)10月1日に開館しました。国指定史跡シーボルト宅跡(鳴滝塾跡)に隣接しており、建物の外観はオランダ・ライデン市のシーボルト旧宅を、玄関はシーボルトの祖父カール・カスパル宅をイメージしたものです。
 1階ホール・ロビーでは、映像でシーボルトの生涯を簡単に紹介しています(「ドクトル・フォン・シーボルト」上映時間約12分)。2階常設展示室では、シーボルトの70年の生涯を6つのコーナーに分けて紹介しています。吹き抜けの壁面では、シーボルト家の紋章をステンドグラスとレリーフで表現しています。3階企画展示室では、年に数回の企画・特別展を開催しています。
 詳しくはシーボルト記念館HP(http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/siebold/)をご覧ください。