【県内美術館・記念館めぐり】 行ってみんね、来てみんね〜K

彫刻・絵画・写真などを展示                     

壱岐にある「小さな美術館」

小さな美術館館長 種田多恵子

 壱岐の島は、マリンレジャーだけの島ではない。アカデミックな観光スポットも増えています。
 1994年7月にオープンした私設の「小さな美術館」は、モダンアートの彫刻家で中学校教諭だった種田和夫が、「人の流出を食い止め、文化の発信基地を造ろう」という想いで、杉の丸太小屋・ログハウスの美術館を造ってしまいました。「正倉院」の校倉造りと一緒で、木の呼吸と壱岐の自然になじむ建物として丸太小屋は条件にピッタリだと喜んでいました。
 展示物は、モダンアート協会の仲間からの寄贈品、寄託品の彫刻、絵画、書、工芸品など約80点を展示しています。
 オープン当時は、広い畑を借りてハーブをいろいろ育て、ハーブティーを飲んで頂くこともできました。
 今は?申し訳ないのですが、館主だった種田和夫の急逝のため、私一人では何もできなくなりました。今では私は毎年、長崎県展の彫刻の部に出展するのを楽しみに、接客で明るい気持ちを頂いています。
 詳しくは小さな美術館HP(http://art-iki.com/)をご覧ください。