【10.30  歯科医療危機打開決起集会報告】

   口から見える格差と貧困

歯科医療の危機打開決起集会に490人

集会前に都内で街頭宣伝−短時間で1000筆

 

  保団連は10月30日、医療生協、民医連、「保険で良い歯科医療を」全国連絡会など諸団体と共催で、「口から見える格差と貧困」をテーマに歯科医療の危機打開決起集会を行いました。
  決起集会に当たっては、日本歯科医師会をはじめ全国から多く賛同が寄せられ、県内からは諫早歯科医師会・西彼歯科医師会、県技工士会長崎支部の3団体、大久保潔重参議院議員から賛同が寄せられました。
 会場には全国から490名を超す歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士等の参加があり、決起集会は立ち見の参加者も大勢いる中で粛々と行われました。宇佐美保団連副会長の基調報告を皮切りに、貧困、被災地医療、低医療費、海外技工など、歯科が抱える諸問題についての情勢報告があり、「宮城県においては震災で医療機関の一部が再開できていないにも関わらず震災発生の3カ月後には医療費ベースで前年比以上に回復してきたが、それは被災者の窓口負担無料化の影響が大きく、歯科の潜在的ニーズが窓口負担によって抑制されている証明である」とのフロア発言もありました。
 最後に危機打開を求める決議を行って散会しました。
 決起集会の前には、新宿と巣鴨で100名を超える参加を得て請願署名の街頭活動を行い、1時間で1000筆近い署名を集めました。